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騎手制裁の見直しで思うこと

 走行妨害における騎手制裁の一部が見直された。変更点は以下の2点に大別できるだろう。

 ?馬の癖が主因の走行妨害について、従来は開催1日の騎乗停止としていたが、騎手が予測しにくい急激な動きのものや、大きく逃避して制御が難しいものについては戒告となった。

 ?不注意騎乗による走行妨害は、これまで一律開催4日の騎乗停止だったものを、比較的馬の動きが小さいなど、特に考慮すべき理由があると判断したものについては、開催2日間の騎乗停止となった。

 要するに、走行妨害の程度をより細分化し、その度合いに見合った処分が可能となったということだ。これまでいきすぎた騎乗停止処分で「あのジョッキーが乗らないなら、今週は競馬を見に行くのやめようかな」と、ファンの興味がそがれることもしばしばだったが、そういった問題は解消されそうだ。

 JRA側は今回の変更を「騎手クラブと話し合った結果」と説明した。主催者と現場側の双方が協議し、より良い方向を目指すことは組織として健全な姿。一方で、今後は細分化した「騎手が予測しにくい急激な動き」などの判断基準を明確にしていくことが求められるはずだ。慎重な姿勢で最善な形を模索して欲しい。

(関西デイリー・大西修平)

2011年12月13日