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競馬記者として原点の場所が…

 大晦日の朝、愛知県の自宅でいつものようにコーヒータイム。パンを片手にいれたてのコーヒーに口をつけた瞬間だった。目に飛び込んできたのが『名古屋けいば廃止も検討』という、某地元紙の1面記事。恥ずかしながら、40歳になった今でもテレビ欄から目を通すのがパターンなのだが、さすがにこの日だけは眠い目をこすりながら大人読みで真っ先に1面を凝視した。

 地方競馬の売り上げ不振は今さら言うまでもないが、記者の地元では笠松競馬が廃止の危機をひとまず乗り越えたばかりで、名古屋けいばは笠松に比べれば累積赤字も少なく、まだ“マシ”というのが一般的な見解。人件費や賞金等の経費削減こそ聞かれたものの“廃止”の二文字が大々的に報じられたのは記憶にない。幼少のころ、親に連れられて、初めてナマで競走馬を見た場所(競馬記者としての原点となった)がこういう形で取り上げれたことに、個人的にも大きな衝撃を受けた一日となってしまった。

 JRAも決して他人事ではなく、売り上げ減への対策はいろいろと打っているようだが、残念ながらファン離れを食い止めているとは到底思えない。オルフェーヴルやジョワドヴィーヴルといったスターホースが誕生した今だからこそできる“真”のファンサービスに期待したいものだ。当然、競馬でメシを食っている我々マスコミ関係者にも、同じ心構えが必要なのは言うまでもない。

(栗東想定班・堀尾政宏)

2012年01月07日