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オルフェーヴルは史上最強の三冠馬
先日、JRA賞が発表され、クラシック三冠と有馬記念を制したオルフェーヴルが、年度代表馬の座を射止めた。これは机上の空論になってしまうかしれないが、これまでの三冠馬と比較して、最強と言えるのではないかと個人的に思っている。
古くはセントライト、ミスターシービー、シンボリルドルフの名前が思い浮かぶが、その中で最も強いと思っていたのはナリタブライアン。これこそ最強の3冠馬だと確信していた。とにかくどのレースも圧倒的な強さ。特に2着ヤシマソブリンに7馬身差をつけた菊花賞は、見ていて鳥肌がたった。
オルフェーヴルの最強3冠馬説。実は菊花賞の走りからそう思うようになった。昨年の菊花賞は1Fのレースラップが11秒台と12秒台で形成された。これは史上初。テンからペースが緩むことなく、しまいまで速いラップを刻み続けたことになる。3000mでこのパフォーマンスができるのは、かなりの力がなければできない。先述したナリタブライアンでさえ、最初の1Fは13秒台で入っている。それだけオルフェーヴルのポテンシャルが高いということだ。
今年は秋に凱旋門賞という大きな目標を掲げているが、十分にチャンスはあるとにらんでいる。これまで多くの日本馬が涙を飲んだロンシャン競馬場。悲願である凱旋門賞優勝を最強三冠馬にかなえてもらいたい。
(関東デイリー・小林正明)
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