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日本馬の健闘が目立ったワールドサラブレッドランキング
先日、『2011年度ワールドサラブレッドランキング(WTR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された。ワールドチャンピオンは136ポンドで、サセックスS、クイーンエリザベス?世Sでの圧勝を評価されたフランケル(英国)。競走成績は9戦9勝。距離はマイル戦と限定されているが、09年のトップホース、シーザースターズと同じ。相当高い数値が出たと言える。2位が16戦16勝、負け知らずの快進撃を続けるオーストラリアの牝馬ブラックキャビア。1200mにおいて132ポンドの評価となった。
日本馬は、17位タイで年度代表馬のオルフェーヴルが123ポンドで最上位。続いて、23位タイで天皇賞・秋を制したトーセンジョーダン、ドバイワールドC勝ちのヴィクトワールピサの122ポンド。そして、ジャパンCを勝ったブエナビスタは120ポンドの評価で59位タイ。120ポンド以上の日本調教馬は11頭で、過去最高の頭数を記録した。
また2歳馬では、朝日杯FSを勝ったアルフレードが114ポンド。過去格付けされた数値としては97年のグラスワンダー(116ポンド)に次ぎ、09年のローズキングダムと並ぶ114ポンド。阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルは111ポンド。これは2歳牝馬では過去最高の数値らしい。
依然として、米国馬の評価が高い印象はあるが、日本馬は着実に正当な評価を得られるようになってきたと言えよう。ただ、香港スプリントの覇者ラッキーナイン(香港)は118ポンド。スプリターズS(日本)でも崩れず、好走している割に評価が低いのではないかと感じた。それだけにブラックキャビアとの対戦を今年は見たいものだ。
(美浦想定班・工藤修)
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