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学ぶ気持ちがある怪物の主戦

 21日から短期免許で騎乗しているクウィリー。“怪物”フランケルの主戦として知られる英国の名手だが、海外事情通によれば「フランケルのレースは結構ミスがあり、“乗り代わり”論争が起きていた」と決して母国で超一流の評価を得ているわけではないようだ。

 とはいえ、競馬は技術面が全てでないのも事実。その“やる気”に関しては過去に来日した外国人騎手の上を行く。これまでは社台系の関係者が“引っ張ってきた”感の強いジョッキーも多かった。対してクウィリーは自ら現地の日本人を通じて来日を希望。日本で勉強したいという強い意志を持っており、そういう意味では応援したくなるタイプでもある。

 以前、美浦の某ジョッキーが次のように話していた。「外国人には2パターンいる。日本で何かを吸収したい騎手と、稼ぎに来ただけの騎手。後者は今さら自分の騎乗スタイルを変えたくないから、日本の競馬にフィットできず終わることもある。海外と日本ではレースの質が違うからね。でも前者は学ぶ気持ちがあるから、日本でも勝てるようになるんだ」。

 クウィリーはまだ27歳の若手。自身の成長を求めて来日したのだから、日本にフィットするため努力を重ねるだろう。実績や技術面で劣る部分はあっても、その姿勢を売りに化ける可能性はありそうだ。

(関東デイリー・豊島俊介)

2012年01月24日