関東を引っ張っていってほしい平野

　減量騎手にとって３年目は、斤量の恩恵を受けられる最後の１年になので、正念場となる。関西の同期、川須、高倉が活躍しているのに対して、関東の４人はいまひとつブレークしていない。水口、菅原が栗東で、西村が小倉へ遠征して活路を見いだそうとしているなか、あえて美浦で黙々と調教にまたがり、本場で勝負しているのが平野だ。

　「２０１０年は７勝、２０１１年は１６勝しているので、今年の目標は３０勝以上です。１年目は馬に乗ることで精一杯でしたが、昨年からは自分に足りないものなど、課題を見つけられるようになしました。積極的に自分を乗せてくれる二ノ宮先生のためにも、今年は何としても結果を出したいです」と気合が入っていた。

　劣勢の関東競馬サークルを引っ張っていく一人になってもらいたいと思っている。

（美浦想定班・澤田裕貴）

2012年01月25日