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関東若手騎手の育成が今後の課題

 蛯名は専属トレーナーを付けているように、体のケアを怠ることがない。そして「誰にも負けたくない」と常々口にする前向きさがある。内田博は体操選手だった父のDNAをしっかりと受け継いでおり、体の柔軟性と追ってからの腕力がすごい。大レースでの横山典の神騎乗は、今さら言うまでもない。後藤は不利のない競馬が多く、関係者の信頼が厚い。

 しかし、蛯名、内田博、横山典が40歳を過ぎ、後藤が37歳。最近は北村宏、田辺、三浦といった若手が気を吐いているものの、ベテラン勢の牙城を崩せないでいる現状だ。信頼できる騎手がいるからこそ、ファンは馬券を買い、財布のヒモが緩む。5年後、10年後の関東競馬はどうなってしまうのか…。主催者は今、10代、20代前半の若手騎手の育成に努めることこそが課題だと思う。

 以前、騎手会で減量騎手の期間を3年以上に延長する代案が提出されたが、多数決で却下されたそうだ。騎手全体で恩恵のない方が多いのだから、当然の結果だろう。地方競馬のように1日の騎乗数制限があるわけではなく、人気ジョッキーが全鞍騎乗している日もある。フランスでは見習い騎手が自厩舎の馬に乗った際、3・5キロ減の恩恵を受けられると聞いた。毎年、売り上げが下降している中央競馬だけに、何らかの手を打たないと大変なことになると感じているのは筆者だけではないはずだ。

(美浦想定班・武山修司)

2012年02月05日