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デイリー杯クイーンCはひいらぎ賞組に注目!?
レース前のトレセン、あるいはレース後の競馬場での取材のなかで「これは覚えておきたい(覚えておくべき)一戦だ」と強く感じる時がある。どの競馬も基本的に勝ち馬は1頭しかいないわけだが、その1着馬以外の“負け組”も全体的に厩舎関係者のトーンが高いケースがしばしばある。経験則から言えば、それはその後の馬券作戦に直結するハイレベル・レースである可能性が高い。
馬券とのつき合い方は人それぞれ。長い間、どこに着目するべきかと自問自答しているファンは多いだろう。当方が最も好む馬券作戦は、ハイレベル・レースの出走馬は着順自体にあまり捕らわれることなく、気長に狙い続けるというものだ。
例えば最近で注目したいのが、ブリッジクライムが勝った新馬戦組(1月5日中山6R)。結果的に7番人気の低評価に甘んじるとは思えないほど、同馬を管理する鈴木康師の口調には戦前から手応えがにじんでいた。ほかの上位馬も、そろって戦前の取材の感触は甲乙つけ難いもの。果たせるかな、????着馬は次戦で????着だ。恐らく、休養中の3着馬・イジゲンは復帰がかなえば出たとこ勝負だろう。
ほかで個人的に気になっているレースのひとつが、昨年12月17日の中山・ひいらぎ賞の出走馬。上位6頭が時計差なしの接戦を繰り広げたこの組は、次戦でことごとく連対を逸している(反動が出た?)のだが、レース直後はその内容を高く評価する騎手が多かった。いつかどこかで“爆発”する気がしてならない。
1分34秒2の決着時計は、同日の古馬1000万下を1秒6上回る。また同じ日のメーン・ディセンバーS(1着ナカヤマナイト)のマイル通過が1分34秒7だった比較からも、記録的に優秀だったことは間違いない。
ちなみに、今週土曜のデイリー杯クイーンCには、ひいらぎ賞出走馬から3頭がエントリー。個人的には、当時2着のモエレフルールが面白そうに感じるのだが、結果はどうだろうか。
(関東デイリー・野田口 晃)
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