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コラム

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アナログ的な記録の大切さ

 先日、兵庫県西脇市の郷土資料館を訪れ「今里純・野球展」(1月17日?2月26日)を見学してきた。同市の歯科医でもあった今里純氏(故人)の個人コレクションが多く飾られ、親交のあった大リーグ選手の記念ボールやバット、さらに日本プロ野球往年の名選手との手紙や写真がところ狭しと飾られていた。

 個人的に目を引いたのはハンク・アーロン選手のサイン入りバットだ。周知の通りメジャー屈指のスラッガーで、ファンならずとも素晴らしい貴重品だ。さらに驚かされたのは氏が約40年にわたりメジャーリーグのスコアブックを綿密に記録していたこと。趣味とはいえ並大抵の気力ではできない。野球展開催委員の方も「いくら好きでもこれだけ長い期間にわたって記録されていたことには驚いています」と話されていた。スコアブックの一部はアメリカの野球博物館に保管されているほどで、日米の野球関係者に敬意を示されていた氏の偉大さを感じた。

 競馬もきっちり記録を取って、次(的中)につなげなければならないのだが、時間がたつと記憶は薄れてしまいがち。最近はパソコンや携帯などで簡単に情報を得られるが、自分自身の手で記録をしてこそ頭に残るのでないかと思う。いかにもアナログ的発想だが、原点に帰ってもう一度競馬と向き合いたい。

(栗東時計班・紺谷和彦)

2012年02月11日