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新たなスタートを切る高橋亮J

 競馬界は2月末が別れの季節。今年も東西の調教師4人、騎手7人が引退し、第2の人生を歩み始める。2月23日に高橋亮Jを取材する機会に恵まれたが、すがすがしく、晴れやかな表情だったのが印象的だった。96年に騎手デビューし、同期には福永J、和田Jらがいる花の12期生。「年数を見ると長かった気もするけど、振り返ると一瞬だったね」と、自身の16年間の騎手生活をしみじみと思い起こしていた。

 記者にはダイタクリーヴァでクラシックを戦った00年が印象深いが、ジョッキーにとってはロサードで参戦した99年日本ダービー(6着)も心に深く残っているという。「あの時はダービーというレースに“参加している”って感じがした。師匠の橋口先生のダービーにかける執念も間近で感じたし、改めてそれだけ重いレースなんだと実感した」と振り返った。

 3月からは父であり、2月末で引退する高橋隆師の後を追うように、調教師として新たなスタートを切る。これまでの騎手人生は、大きな財産になるに違いない。

 「ダービーに出走できるような馬を作っていきたい。レースを経験してじかに知っているのはプラスになるし、生かしていかないと、と思う」。

 ジョッキーとして最後のレースとなった2月26日の中山10Rで、ニシオドリームを見事に勝利へと導いた。自らの引退に花を添え、父にも最後の勝利をプレゼントした高橋亮J。馬上で見せた力強いガッツポーズを、今度はトレーナーとして見せてくれるはずだ。

(関西デイリー・大西修平)

2012年02月28日