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スローの上がり勝負はご勘弁を

 10年3月の開催を最後に馬場の全面改修工事に入っていた中京競馬場が、今週からグランドオープンした。

 これまでの中京は「左回り」「小回り」「平たん」が大きな特徴だったが、今回の改修工事で芝とダートの1周がそれぞれ100m以上拡大。これによりダートは東京、京都に次いで3番目の規模となり、ダートの直線は東京に次いで2番目の長さ(関西では一番)となった。さらに最後の直線には2%の登り勾配が設けられ、これは中山に次ぐ急坂。距離についてもバリエーションが増えて、芝では主に1400m、1600m、2200mが新設。ダートではこれまでの設定がすべて廃止となり、1200m、1400m、1800m、1900m、2500mが新設された。

 リニューアル中京について関係者からもさまざまな意見が聞かれるが、個人的にはあまり歓迎できないのが本音。これは藤田記者が先週の当欄で指摘していたように、直線の長さと最後の坂を意識するあまり、スローの上がり勝負が増えることが考えられるからだ。確かに広くなったことで、乗り手側からすればレースはしやすくなるかもしれない。だが、見ている側からすれば直線だけの競馬ほどつまらないものはない。ただでさえ競馬人気が落ちている昨今。これ以上面白みに欠けるレースが増えるのは、何としても避けてもらいたいところだが、果たして…。

(栗東想定班・赤木俊介)

2012年03月03日