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復帰まで温かく見守ってほしい

 3日の中京6Rで落馬し、全身打撲と肝損傷の疑いで入院中の嶋田純次騎手(19)=美浦・手塚=。1年目の昨年に新人最多となる18勝を挙げた関東のホープで、早い復帰が望まれるが、師匠である手塚師からは、「肝臓を損傷しているので、復帰までに時間がかかりそう」と残念な報告があった。

 肝損傷で思い出されるのは小原義之元騎手。08年に京都で落馬し、1カ月の入院を余儀なくされた。また肝臓ではないが、腎臓の摘出手術を受けたのは福永祐一騎手。99年4月の小倉大賞典で馬場入りの際に落馬し、左腎臓損傷の重傷。復帰は秋とかなりの時間がかかった。それだけに心配ではあるが、元気な姿で帰ってくるのを待つしかない。

 嶋田騎手とはデビュー当初、一緒にサッカー観戦をしたことがある。その時の印象は、性格のまっすぐな青年。個人的な見解として、勝負師としてはどうかな?と思っていたが、夏の新潟で勝ち星を量産し、新潟2歳Sで重賞の初騎乗(フィロパトール9着)も果たした。結果として新人最多となる18勝をマーク。うれしい誤算となった。

 今年は勝負の年と位置づけていた矢先の出来事。それだけに、残念ではあるが、ここは焦らずじっくりと治療に専念してもらいたい。復帰は夏ごろの見込みになりそうだが、ファンの皆さんはそれまで温かい目で見守ってほしい。

(関東デイリー・小林正明)

2012年03月13日