1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

想像を超える「化け物」の走り

 阪神大賞典は戦前から確固たる逃げ馬が不在で、大外枠に入ったオルフェーヴルにとっては難しい競馬を強いられるのではと踏んでいたが、想像を優に超える、まるでゲームの世界でしか在りえない衝撃的な走りだった。競馬歴約20年の筆者が思い返しても、似たようなケースはシーキングザパールの新潟3歳S(当時の表記)くらいではないかと記憶しているが、あわや勝つのではと思わせた点では、はるかに印象に残るものになった。レース後には池添騎手、池江調教師双方から「化け物」という表現が出ているのもうなずける。結果は出せなかったが、よりファンの多い馬になったことは間違いないだろう。

 個人的な話ではあるが、POG1位指名馬とはいえ、期間の終了に伴い、特段思い入れを持っていなかった完全な実利主義者。しかし、今回の走りにはさすがに心を揺さ振られた。調教再審査を課せられた上に、凱旋門賞挑戦には、次走で何が何でも結果を求められる立場。関係者のプレッシャーは計り知れないと思うが、この試練を乗り切ってほしいと今は切に思っている。ひいき目なしにオルフェーヴルなら凱旋門賞制覇を成し遂げることができるからだ。

(栗東想定班・藤田浩貴)

2012年03月19日