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入厩時からモノが違ったゴールドシップ

 先週の皐月賞は出口牧場生産のゴールドシップが快勝。一昨年にスノーフェアリーがエリザベス女王杯を制した姿をほうふつとさせるイン突きで、06年メイショウサムソン以来の日高生産馬による皐月賞制覇となった。昨年の函館出張の時から見てきた馬なので感慨深いものがあり、そのきっかけをくれたのは須貝厩舎の北村助手だ。

 まだゴールドシップが入厩して数日も経たない時に、馬上から「この馬走ると思うよ。覚えておいた方がいい」と声をかけてくれた北村助手。皐月賞の優勝レイをかけることができなかったように、気持ちが非常に強い馬。入厩後の調整に苦労する面もあったが新馬、OP特別と連勝し、一躍クラシック候補に名を連ねた。その後の活躍はご存じの通りだが、早くからその素質を見抜いた北村助手の眼力はお見事。皐月賞を制した後に声をかけると「強いでしょ」と誇らしげな表情で語ったのが印象的だった。

 生産者の出口社長が「日高の馬が勝てたのがうれしい。これをきっかけに日高が盛り上がれば競馬も盛り上がるはず」と話したが、やはり切磋琢磨(せっさたくま)してみんなが上を目指す姿こそ、人の目を引きつけるもの。昨年の3冠馬オルフェーヴルと同じステイ×マック配合の日高生産馬が、どんな活躍をするのか非常に楽しみだ。

(美浦想定班・木村拓人)

2012年04月20日