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より良い娯楽を目指して
今週末からGW。“世間が休みの時は逆に仕事”という職業だけに、この世界に身を投じてからは大きなときめきもなくなったが、昔は数カ月も前から予定を立てて、この日が来るのを待っていた記憶がある。当時は今ほど娯楽施設も多くはなく、私にとっては連休中のどこかで競馬場へ行くのは当たり前だったが、果たして今の競馬ファンにとって競馬場は本当に魅力ある施設なのだろうか?
先日までの阪神開催は前半8日間が12万5146人(前年比88%)、後半8日間が17万5589人(前年比91%)。延べ30万人のファンが足を運んだわけだが、6階の記者席から下を見ると特等席と言われるゴール前ですら閑散とした光景が目に付いた。ある土曜の午前中などは6階から肉眼で友人を捜せるほどの不入り…。全般的に天候が悪かったことを考慮しても、寂しい数字だろう。
比較対象として正しいかどうかは別として、同様に「ファン離れ」が顕著なプロ野球。それでも先日行った甲子園は平日の雨模様でのナイターという条件下でも3万人以上の観衆。阪神が好調ということもあり、活気十分だったように思う。
競馬界の至宝オルフェーヴルの登場で、どれだけの人が京都競馬場まで足を運んで下さるのだろうか?前年比マイナスということだけはないように祈りたい。
(栗東想定班・堀尾政宏)
2012年04月28日
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