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ファンのためにもゲートボーイの導入を

 先週日曜の東京4Rで1番人気のライズアゲインがゲート内で立ち上がった時にスタートを切られた。大きく出遅れてしまい、メンバー最速の上がりで追い上げたが8着に敗れた。馬は狭い場所を嫌う性質だけに、周囲の人間がサポートして、互角のスタートを切れるように努力するのが主催者の義務だと思う。

 昭和57年、ゲート難のあったタカラテンリュウに発走地点で電気ムチを使用したところ、週刊誌が「1頭だけに手をかけている。公正競馬に疑問」と大きく取り上げ問題になった。それ以降、主催者側は「スタートで何も手を加えないのが公正競馬」という姿勢を貫き続けている。平成12年の皐月賞でラガーレグルスがゲート内で尻もちをついて、本馬絡みの馬券56億円が紙くずになっても、ゲート再審査の制裁を課すだけだった。

 ある調教師が「ゲートボーイを付ければ、100%ではないけど、スタートのトラブルは間違いなく減るはず。実際に測ってきたけど、香港と日本のゲート間の幅はほぼ同じで、多額の設備投資をする必要はない。香港ができて、日本ができないはずがない」と話す。馬券を買ったファンにとって、レース後の制裁などは関係ない。フェアでスマートな競馬を施行するために、一日も早く、ゲートボーイの導入を目指してほしい。

(美浦想定班・武山修司)

2012年05月18日