休むまもなく来シーズンへ

　７週間におよぶ福島、新潟の春のローカル開催が終了した。水?金曜まで美浦で取材し、金曜の業務終了後に福島や新潟へ移動。土日は競馬場で仕事をこなして、日曜の業務終了後に帰宅というのが開催中の流れ。業務をこなしながらも馬券で一喜一憂し、夜は酒盛り。何年もこのパターンが続いているため、気持ちはこれまでのままなのだが、年齢からくる肉体的な老いを昨年あたりから感じ始めた。全ては自らの不摂生が原因なのだが…。

　そんな中、ひと息つく間もなく今週はダービーウィーク。どんな形であれ競馬に携わる人間にとってダービーは特別なレース。皐月賞馬のゴールドシップが２冠制覇か、はたまた皐月賞２着のワールドエースが巻き返すのか。それとも皐月賞とは別の路線を歩んできた馬が栄冠を手にするのか興味は尽きない。緩みきった自分とは違い、ダービーの舞台へ向けしっかりと鍛え上げられた馬を狙いたい。

　今週のダービーが終われば来週から来年のダービーを目指し、２歳新馬戦がスタートする。例年ならば６月の福島開催から新馬戦がスタートしていたが、今年は２週間早まった。正直ダービー後の２歳戦が始まる約２週間はモチベーションが下がっていたのだが、今年はそんなこともなく２歳戦へ突入できる。ＰＯＧ狂の自分にとって今年は勝負の年。あまりの不摂生ぶりゆえ、どこまでモチベーションが保てるかわからないが、できる限りついて行こうと思っている。

（美浦時計班・石渡重伸）

2012年05月24日