下位でも獲れるお薦め２歳馬は…

　仕事そっちのけで、女子バレー五輪最終予選の結果に一喜一憂していたダービーウイークも終わり、早くも今週からは新馬戦がスタートする。というわけで、ＰＯＧドラフトがまだお済みでないの方のために『下位でも獲れるお薦め２歳馬』を紹介したいと思う。

　まず、早期デビュー組ではクロムレック（父スマートストライク・牡）とジンジャーミスト（父バーナーディニ・牝）。前者はブレイクランアウト（共同通信杯）の４分の３同血で、６月10日の東京芝1800ｍでの初陣が予定されている。後者も、母に米古牝チャンピオンを持つ世界的良血馬。血統はダート志向だが、関係者からは「芝でも」との声が聞かれている。他にも現在、ＮＦしがらきで調整されているヴァーティカルサン（父マンハッタンカフェ・牡）が面白そう。５５０キロ近い大型馬だが、素軽い身のこなしでスケール感も十分。母系も今はやりのドイツ血脈で期待は大きい。

　そして、真打ちはオレアリア（父シンボリクリスエス・牡）。母はマイルＣＳ勝ちのブルーメンブラットと血統背景は申し分なし。シンクリ産駒らしく、見栄えのする馬体がひときわ目を引く。ＰＯＧでは今イチ人気のない同産駒だが、ここはだまされたつもりで指名していただきたい。

　ちなみに今回紹介した馬たちは、すべて１口所有馬。取材とは無縁の編集部員の何の根拠もない期待馬、と言ってしまえばそれまでだが、これまで７世代でＧ?馬３頭、重賞勝ち馬２頭を持ってきた実績を信頼してくださる読者の方は、ぜひご指名を。

（編集部・板橋　優）

2012年05月28日