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G?を盛り下げる理不尽な賞金システム

 例年より早く先週から夏競馬が開幕。ダービーを節目に、番組を夏仕様に切り替えること自体に異論はないのだが、先週の安田記念でその弊害をまともに受けてしまったのがショウナンマイティだ。

 競馬ファンならご存じの方がほとんどだろうが、夏競馬を境にクラスが再編成され、4歳馬の獲得賞金は半分になる。昨年までの春競馬開催なら、直前に格式あるG?・大阪杯を勝った時点で堂々と表舞台に立てる立場だったのが、今年は登録時点での賞金順は18番目に。このままならギリギリで滑り込み出走がかなったのだが“レーティング”という日本競馬にはいつまでたっても浸透しないシステムにより、賞金順で下位だったペルーサ(18着)が繰り上がり、ショウナンは19番目となってしまったのだ。

 結局、最後まで回避する馬が出ず、土曜日の鳴尾記念へ参戦して結果は2着。ルールだから仕方がないといえばそれまでだが、直近のG?を勝って出ていれば確実に有力馬の1頭に挙がっていた馬(個人的には◎予定だった)が、理不尽なシステムで晴れ舞台に立てないというのは、どうしても納得がいかない。来年以降も夏競馬で安田記念が開催される限り、イキのいい4歳馬が出走すらかなわないケースが続出するだろう。せめてG?に関しては特例をつくり対策を立ててもらいたい。また、今回の件で大人の対応に徹したショウナンマイティ陣営には頭が下がる。

(栗東想定班・堀尾政宏)

2012年06月09日