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公正競馬を揺るがすジャッジ

 これまで幾度となくJRAの裁決には不満を抱いてきたが、先週の日曜・東京8Rでまたもや大きな疑問が生じた。それはランパスインベガスがゴール前で不利を受けたシーン。ファイナルフォームの鞍上の内田博騎手が左ムチを入れた瞬間に大きく外へと膨れ、その後ろから鋭く伸びてきたランパスインベガスの進路をカット。松岡騎手が立ち上がるほどの大きな不利だった。勢いから見ても2着は間違いなかったが、この不利により3着での入線。記者室でレースを見ていた全員が「あれはアウトだな‥」と話していたが、20分近い審議の末に出た結果は「到達順位の通り確定します」だった。皆あぜんとしたのは言うまでもない。

 この件について、不服申し立てを行った小島茂師にJRA裁定委員会から、1「加害・被害に直接の関係を有しない馬との着順の変更の可能性をもって加害の程度は判断されない」、2「被害馬は決勝線に到達するまでの約2完歩の控えであり、その被害の大きさから競走能力の発揮に重大な影響があったとは認められない」との判断が下された。

 ますます理解し難いが、特に2番目についての判断が通ってしまうのなら、ゴール手前で妨害行為を働くことがOKとなってしまうのではないのか。スペースの関係でこれ以上は書き控えるが、今回の裁決が正しいとなるなら、「公正競馬」などただの理想論に過ぎない。

(栗東想定班・赤木俊介)

2012年06月16日