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マイネルラヴの思い出

 名馬が死ぬとその馬の現役時代の思い出に浸る。不謹慎だが、他の競技にはない競馬の素晴らしいところだと思っている。

 97、98年のクラシック世代をこよなく愛する自分にとって、残念なニュースが9日のマイネルラヴの死亡。同世代の名馬に比べて華やかさがなく、ダークホースの印象が強かったが、個人的に5本の指に入る心の名馬だった。

 タイキシャトルを下した98年スプリンターズSが有名だが、個人的にはその2走前のセントウルSに鮮烈な印象が残っている。言葉では説明しづらいが、誰もが「グラスワンダー、エルコンドルパサーと好勝負した実力はダテではなかった」とうなった。次走のスワンSの単勝オッズ1・8倍という人気からも、インパクトの大きさが分かるだろう。知らない人はぜひ見てほしいレースだ。

 くしくも先週末、産駒として初めて重賞を勝ったコスモヴァレンチの子、ドリームバレンチノが函館スプリントSでロードカナロアを下し重賞初Vを達成。これで3連勝と完全に本格化したようで、もしこの秋スプリンターズSを勝つようなら、またドラマである。

 本当はAKB48の総選挙ネタで「25時」を書き終えていたが、訃報を聞いて急きょ変更。冥福を祈るとともに、少しの間だけマイネルラヴの思い出に浸りたいと思う。

(編集部・一瀬正人)

2012年06月18日