秋開催へ準備が進む中山競馬場

　先週、中山競馬場の場外発売を利用した。自宅から武蔵野線で直行と、じつに便利な場所にある。土曜日は１万数千人、日曜日には２万数千人のファンが詰めかける。客層の大半は、当方と同年代の年金受給者風な元気な年配者ぞろい。どこにでもいる、レース後の選評の得意なファンが多い。

　昨年のこの時季は、震災の影響を受けた福島競馬の代替でラジオＮＩＫＫＥＩ賞、七夕賞が中山競馬場で行われた。今年は例年通りで、場外のみ。春先は毎週、道悪馬場で閉口したが、開催が終わってすぐに馬場を改修。全体の芝コース、８万?のうち、３分の１の芝を張り替えている。現段階では生育に力を注いでいるという。秋競馬では最高のコンデションになるはずだ。

　また３コーナーのパトロールタワーを、老朽化のため建て替えていて、そのタワーにＮＴＴドコモのアンテナを設置するという。有馬記念が目標だが、大レースの当日の携帯電話、スマートフォンがようやく役に立ちそうだ。また、近隣の住民からの苦情もなくなる好材料。競馬は生が一番。秋の開催が今から待ち遠しくなった。

（美浦時計班・鶴谷義雄）

2012年06月28日