函館競馬場をもっとアピールすべき

　リニューアル３年目を迎えた函館競馬場。今年は例年よりも２週短くなって６週間での開催となったわけだが、案の定、寂しい入場者数となっている。決して他の競馬場と何かが違っているわけではなく、むしろ見やすくて親近感の持てる場所なのに…。要は函館市全体の厳しい経済状況が影響しているのかもしれない。

　２０１５年には北海道新幹線・新函館駅（※まだ仮名で駅はとなりの北斗市にある）が開業予定となっており、さらには先月２９日、新函館?札幌間の着工も国に認可された。格安航空会社が増えている今のブームを考えれば、決して新幹線の未来も明るくはないが、これで「人の流れ」ができるのは間違いないし、いま一度、函館競馬場を売り出すチャンスは確実に近づいてきている。

　街を歩けば人はまばらで、つい数年前まで活況だった飲食店も気がつけば閉店…。近年の函館はずっとこんな感じである。魅力的な「プレイスポット」となった函館競馬場を、もっと宣伝していけば街も活気が出てくると思うのだが。

（栗東時計班・浜口和也）

2012年07月01日