福島競馬場の場長に直撃インタビュー

　早いもので夏の福島競馬もオーラスを迎える。昨年の大震災から春に復活を成し遂げ、それに続く第２回開催。そのあたりを福島競馬場長・時任淳信氏に聞いてみた。

　―今週が最終週。秋（11月３日?18日）までひと休みだが？

　「春開催の準備段階を考えると、一度やっていたので気分は楽だった。１週目に雨にたたられたが、その後は天気にも恵まれ、入場人員も震災前とほぼ変わりなく、ありがたいことです」

　―少し早い話ですが、振り返ってもらうと？

　「残念なことは、障害で穂苅騎手の落馬。まだ入院していますが、気になりますね。無事に開催を終えることが、何よりなんです」

　―福島競馬で最高に盛り上がるのが、今週の七夕賞だが？

　「今年は武豊騎手が来られませんが、ダービージョッキーの岩田騎手がやってきます。最高に盛り上がりそうです」

　―そういえば（岩田騎手の参戦は）６年前の七夕賞以来。そのときは武豊騎手のメイショウカイドウが制して、騎乗したコンゴウリキシオーが２着だった。今回もチャンスがありそうだね。

　「それに今開催は横山典、安藤勝のベテランが顔を見せてくれた。福島を応援してくれることが、地元のファンにはうれしい。最後はいい競馬で締めくくりたい」

（美浦時計班・鶴谷義雄）

2012年07月06日