関係者が語る函館２歳Ｓ攻略の重要ポイント

　今週で函館競馬が終了する。６週間だったこともあるが、まさしくあっという間だった。ただ、週末には２重賞が控えており、まだ振り返るのは少々早い。特にずっと馬を見続けてきた人間としては函館２歳Ｓだけは、是が非でも当てたいレースであり、当てなければいけないレースだと思っている。

　その２歳Ｓ。本命を決めるのも困ったが、何よりどの馬を抜け（＝無印）にするかに難儀した。直前の直前まで気配を見て、競馬内容を振り返り、結論を出したつもり。みなさまの力になれれば幸いだ。

　最後に函館競馬開幕前にある関係者が筆者に語った、今年の函館２歳Ｓのポイントを記しておく。この指摘は同レースを予想する上で、大いに参考になると思う。そして、このコメントを書いて改めて感じた。函館競馬は８週間やるべきだ、と。

　「今年は２週短くなったことで、ラベンダー賞がなくなりましたよね。これで２歳Ｓへの考え方が少し難しくなりました。仮に開幕週に新馬を勝たせてもらっても、キャリア１戦で中４週。この状況は不利になるかも知れません。逆に開幕週の新馬戦に負けても、未勝利で勝ち上がってキャリア２戦で挑んだ方が結果が出る可能性もありますね。だから新馬を使うタイミングは去年までと異なるかも…」

（美浦時計班・森元要輔）

2012年07月12日