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コラム

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今は地味な存在だがいずれは…

 6月4日から続いた函館出張は今週で終了。例年より1週早く始まり、2週早く終わるわけで、カレンダーの上では3週も早く函館を引き上げることになる。1年で一番いい季節を迎えることなく去るのは、記者にとっても競馬ファンにとっても寂しい限り。

 開催期間がギュッと圧縮されたおかげで、フィナーレは函館2歳Sと函館記念の豪華2本立て。他場で重賞が行われないこともあり、各新聞社は2人、3人と記者を送り込み、記者席や調教スタンドは大にぎわいとなった。木曜には札幌競馬場での調教に出向いたジョッキーも数人いて、取材陣の数の方が多いのでは?と思えるほどだった。

 そんな中、馬から降りてポツンとたたずむ1人の男が。菊川厩舎の小林助手はどことなく寂しそうに立っていた。「誰もオレのところに取材に来ないけど、いいのかなあ。勝浦のところにも行っていないようだし…。前走レコード勝ちだよ」とぼやいた。

 函館2歳Sに出走したタイセイロバリーは抽選対象だったとはいえ、前走でダートの未勝利戦をぶっちぎって勝った馬。記者からスルーされる対象とは思えないのだが…。騎手時代は『コバキュー』と親しみを込めて呼ばれていた小林助手だが、今は地味な役回りに転じた現実をかみしめていたに違いない。

 結果、タイセイロバリーは15着。これからビシビシ鍛え上げて、うんざりするほど取材を受ける調教助手になっていただきたい。

(美浦想定班・安川時男)

2012年07月15日