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セレクトセール大盛況の要因

 9、10日に開催されたセレクトセールは大盛況で幕を閉じた。総落札額は100億円を超え、2日間開催に変更された09年以降では初の大台突破となる。不景気が叫ばれるなかで驚異的な数字。怪物セール健在を強烈にアピールした。

 この要因について日本競走馬協会副会長の吉田照哉氏は、次のように分析している。「新規で参入されたオーナーが多かった。最初から最後まで、まんべんなくセリになった。4、5人が競るような感じで常にいい緊張感が保てた」。実際に馬主免許を取得したばかり、また現在申請中の方が高額馬を落札しており、新しい風が入り込んだことは実感できた。

 現在、個人馬主は減少傾向にある。「今回はセリの前に、一口クラブのオーナーを中心に100人くらい連れてきた。新しい馬主を開拓していかないと駄目。その努力が報われたんじゃないかな。実際に参加すれば、1頭くらいは買いたくなるもの」と吉田照哉氏は言う。すそ野を広げていこうというこの姿勢は、高く評価すべき。一見すれば非常に華々しく派手なセールだが、実は地道な作業の積み重ねが根底を支えている。

 17日には日高でセレクションセールが開催。こちらにもいい流れが波及し、馬産地全体が盛り上がることを期待したい。

(関東デイリー・豊島俊介)

2012年07月17日