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環境づくりが鍵になるPATでの交流重賞馬券購入

 既に報じられているように、JRAは24日、インターネット投票システム(IPAT)で地方競馬のダートグレード競走のほか、所定のレースの馬券購入が可能となることを発表した。現在決まっているのは10月2日?12月29日の開催46日。主に即PAT会員(現在約117万人)をターゲットとしたサービスで、中央所属のダートの強豪が参戦する交流重賞での売り上げアップは確実だ。

 JRAによると、NARサイドとは100回近くも打ち合わせを重ねてきたという。発売システムや主催者の“思想”の違いなど、発表へこぎ着けるまでにさまざまなハードルがあったであろうことは想像に難くない。

 それでも純粋に、売れる商品をより多くのファンが買える環境が築かれるのはいいことだろう。たとえ100円でも、馬券を買ったレースは記憶の鮮明度が違う。また地方競馬と触れ合う機会が増えることによって、競馬界に各種の相乗効果が生まれる可能性もある。

 各開催日によって発売時間帯が違うことや、併売場がまちまちであること。また例えば、A―PAT会員(現在約196万人)は原則、土日は購入できるはずなのに年末の東京大賞典は買えないとか、即PAT会員でも銀行によって購入不可能な日があるとか―。発売要項に関しては現状、複雑な部分が非常に多い。

 それだけに今後は、この“商品”をより良い状態で販売する環境づくりが鍵となってくるのだろう。どう成熟していくのか、個人的にはとても興味深い。

(関東デイリー・野田口 晃)

2012年07月31日