来週の札幌で大物２歳馬がデビュー

　札幌競馬も４週目に突入し、７週間ある開催の折り返し地点。夏競馬を北海道で過ごすのは初体験で、いい意味で新鮮さと刺激のある中で仕事ができている。ただ、担当のメーンコラムをはじめ、まだまだ予想や馬券の爆発力に課題が残ると実感。的中率、回収率を上げて、馬三郎ユーザーに満足していただけるように精進していきます。

　ここでは来週にデビューを控えた２歳馬の情報をお届けする。札幌の新馬戦はご存じの通り、出走頭数が極端なほど少なく、現地には数えるほどしか若駒が入厩していない現状。その中でも紹介する２頭は異彩を放っている。

　ネオウィズダム（矢作厩舎）はＰＯＧ虎の巻でも大々的に紹介した評判馬。黒光りした好馬体からは、並々ならぬオーラを感じる。「２歳馬とは思えないような風格があって、体つきは古馬のよう。性格はやんちゃで、よく引きずり回されてます」と話すのは、グランプリボスなども担当している腕利きの久保助手。19日の芝1800ｍを内田博騎手で予定している。

　ここにきて評価が急上昇しているのがプリンセスジャック（加用厩舎）。父はダイワメジャーで、半兄に重賞３勝馬サイドワインダーがいる血統馬だ。実はこの２頭、今週の水曜に札幌の芝コースで併せ馬を行ったのだが、先着したのはこちら。18日の芝1500ｍを四位騎手で予定しているが、優に出たとこ勝ちのレベルにある。

（栗東想定班・松永　篤）

2012年08月11日