局地的な大雨も競馬には影響なさそう

　毎週、火曜日は栗東トレセンへ前日入りする日。今週もいつも通り、道路状況を確認しようと携帯をチェックすると、大変なことになっていた。

　お盆の時季なのである程度の渋滞は予想していたが、近畿地方は朝から局地的な大雨に見舞われた。なんと、高速道路（京滋バイパス）は災害の影響で通行止め。テレビに映し出された映像を見てがく然。土砂崩れの影響か、道路に大量の水が流れ込み、自動車を飲み込んでいたのだ。自然の前には人間の文明も無力なのかと、改めて痛感させられた。

　水曜の栗東坂路も大雨の後遺症か、馬場状態は非常に悪くなっている印象を受けた。全体的な時計はさほど変わらなかったが、ラスト１Ｆでノメり気味にフィニッシュする馬が見られ、放馬した馬もいたほど。そんな中でも関係者は黙々と追い切りメニューを消化。週末の開催へ向け、いつもと変わらずきっちり仕上げていくプロ意識を強く感じた。週末の競馬にはほとんど影響はなさそうだ。

（栗東時計班・紺谷和彦）

2012年08月15日