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景気のいい話と悪い話

 今週は北海道市場でサマーセールが行われた。月曜から金曜までのロングラン開催のため、なかにはずっと北海道に滞在している調教師もいるなど、取材する立場としては苦悩の週だった。スタンドにはマスコミの方が多いくらいで、予定を聞くために電話で調教師に連絡している記者が目立っていた。

 肝心のセリの話を聞くと、どうやら盛況のようで、木曜時点のデータでは売却率が約50%、売却額も昨年比約140%とアップしている。セレクト&セレクションセールの好調が波及しているようだ。良くない話ばかりが飛び交う日本社会で、景気のいい話が聞こえるのは悪くない。

 だが若手、中堅騎手から聞こえるのはあまり景気の良くない話だ。来週で夏競馬が終了するが、そこから5週間の2場開催が始まる。これだけ2場開催が続くのは、昨年の大震災で変則になったケースを除けばまれなこと。当然、騎乗依頼はリーディング上位の騎手に集中し、この5週間は若手にとって地獄の期間になりそうだ。

 ある中堅騎手は「飯が食えるか心配」と冗談交じりで話していたが、その表情は厳しい。馬券の売り上げが減るとはいえ、こういった面でも3場開催の必要性はあるのではなかろうか。

(美浦想定班・武山修司)

2012年08月24日