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夏の小倉競馬に気になるウワサが…
関西の競馬記者にとって、夏競馬といえば“小倉”。だが、その小倉競馬がやばい状況に陥っている。
滞在馬の減少傾向は今に始まったことではないが、今年は過去最低の約40頭が入厩というで状況で開幕し、以降は90→120→130→110と推移。昨年と比較しても約3割減といった雰囲気で、お世辞にも活気のある調教が行われているとは言い難い。 もっと深刻なのが入場者数で、8日間が終了して、前年比プラスは小倉記念当日の1日のみ。2日目に至っては前年比44・8%という不入り。昨年は重賞があったため単純比較はできないが、開幕週の日曜日で9873人という数字は深刻さを極めている。
馬も人も集まらない競馬場での開催日数を減らそうとするのは、企業としては当然の策だろう。ウワサによると今年の中京4週→小倉6週という流れだった日程を、来年は中京と小倉を5週間ずつ、もしくは中京6週→小倉4週という案が出ているようだ。栗東と美浦からの輸送時間が短く、番組もバラエティーに富んでいる中京の方が陣営も選択肢が広がり、魅力あるレースをファンへ提供できるのことは否定できない。
ただ、トレセンではめったに話す機会のない厩舎スタッフの方や、地元の人との交流が出張の醍醐味(だいごみ)。業務の都合で夏の小倉しか出張へ行けない私にとっては、日数が減るという話が本当なら残念でならない。
(栗東想定班・堀尾政宏)
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