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プロ意識の高い後藤Jの姿勢に感服

 8月22日の美浦トレセンに姿を現したのは後藤浩輝騎手(38)=美浦・フリー=。今年のNHKマイルCでシゲルスダチに騎乗して落馬し、頸椎(けいつい)を損傷して長く休養していた。当初は早くの復帰もささやかれたが、休養期間は4カ月。かなり長期の戦線離脱となった。

 本人も「ここまで長くなるとは思わなかった」と漏らしていたが、そこは焦らずに治療に専念したという。ただ、それで終わらないのがアスリートのすごさ。「入院は2週間くらいしていたが、その間もベンチプレスを上げていたし、退院してからも首に負担がかからないようにランニングなどをしていた」。脚を骨折して入院経験のある記者から考えると頭が下がる行為。それと当時にプロの世界の厳しさを痛感させられた。

 そんなプロ意識の強い後藤騎手も、休養期間中は競走馬のいるところにはなるべく脚を踏み入れなかったようだ。「馬がいるとどうしても乗りたくなってしまうから」と理由を説明。実際に調教に騎乗する前日は楽しみと不安から一睡もできなかったという。しかし、実際に騎乗すると「やはり競走馬の背中の上はいいね」と満面の笑み。あらためて馬の良さを実感していた。

 レースへの復帰は9月の中山開催を予定。春のG?シリーズは途中から離脱しただけに、秋はテンからフル回転で大活躍を期待したい。

(東京デイリー・小林正明)

2012年08月28日