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肌で感じてきた香港馬の強さ

 いつぞやの当欄でも書かせていただいたが、距離が短いほどレースでの紛れは少ない。今週のメイン・スプリンターSも力通りの決着となるはず。

 さて、その件でまず述べたいのが、「距離が短ければ短いほど、香港馬は強力」だということ。これは近9年で8回沙田に行き、暮れの香港スプリントを見て肌で感じた経験が言わしめる感想です。筋骨隆々の異次元ホース・サイレントウイットネスのド迫力レースに魅せられ、その後もアブソリュートチャンピオン、セイクリッドキングダムなど、速くて、強いチャンピオンスプリンターを堪能してきました。一方、この間の日本の短距離戦線を振り返ると、上記の馬たちに匹敵する器がいたとは思えない。世界的にも豪州馬のブラックキャビアが肩を並べるぐらいだろう。

 ホームのアドバンテージがとてつもなく大きいサラブレッドの世界では、遠征先で勝利を挙げることは、フロックではありえない。それだけに昨年の香港スプリントでのカレンチャンの頑張りは特筆もので、今回も地の利を持ってすれば相当な有力候補だろう。しかし、それでも層が厚い香港勢が勝利するというのが私の見解です。

 このところ物騒となってきた日中間ですが、競走馬の世界同様に友好的な関係が続いてほしいもの。このままでは、今年の年末の香港遠征は中止になりそうで、気をやきもきしている昨今です。

(美浦厩舎班・工藤 修)

2012年09月29日