1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

若き腕利きによるワンツー決着

 決着の瞬間、若き腕利きには“微妙な”笑顔が浮かんでいた。秋の電撃戦をコース&レースレコード更新で制したのはロードカナロア。同厩のライバル・カレンチャンを、ゴール前できっちりととらえてG?初制覇を成し遂げた。

 ワンツーを決めた両馬は、いずれも岩本助手が担当。これで2頭のG?ホースを手がけることになったわけだが「こんなに複雑な気持ちになるのは初めて。うれしいのはうれしいけど、何と言ったら…」と同助手は心境を打ち明ける。「カナロアはとにかく強かった。でも、カレンチャンの(スプリントG?)3連覇が見たかったという気持ちも自分の中にあるので」。着順がつく競技である以上は致し方がないが、どちらも分け隔てなく手塩にかけて育ててきた愛馬。それぞれに努力賞のメダルをかけてやりたい―。

 両馬の今後については現時点で未定ながら、そろって香港スプリントに向かうプランが濃厚。「カレンチャンはいつも100%の力で走ってくれる。カナロアはまだギアを隠している感じで、どこまで力をつけるか計り知れない」。昨年のリベンジに燃えるカレンチャン、そして充実期を迎えつつあるロードカナロア―。どちらが勝ってもまた、仕上げ人がもろ手を挙げて喜ぶようなシーンはないかもしれない。ただ1つ、同着Vを除いては。

(関西デイリー・長崎弘典)

2012年10月02日