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日本でも華やかな週末を
オルフェーヴルの2着で幕を閉じた凱旋門賞。多くのファンが詰め掛け、ロンシャン競馬場は大にぎわいだった。会場内のステージでは中東の方による踊りも披露されるなど、競馬以外のご当地イベントも満載。さまざまな国の人が楽しめる工夫がなされていた。
この日組まれていた全9レース中8レースがG?。2Rの99年アグネスワールドが優勝したことでも知られるアベイユ・ド・ロンシャン賞(芝直線1000m)を皮切りに、最終9Rのカドラン賞(芝4000m)まで、距離も6種類とバラエティー豊富だ。凱旋門賞の勝者に許される馬車でのパレードなど、随所に見るものを飽きさせない趣向が凝らしてあった。
5Rのオペラ賞を制したルメールや、9Rを制したリスポリなど、日本人になじみのある騎手も活躍。訪れた観客は大満足だったに違いない。「ロンシャンウイークエンド」と称されるこの特別な週末には、日本にない華やかさとファンの盛り上がりがあった。別々の日にG?をやれば売り上げは期待できるのかもしれないが、こうした“お祭り的要素”に欠けてしまう。新たなファン獲得という見地から、日本でもこうした試みが始まればと切に願う。
(関西デイリー・大西修平)
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