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腕利き厩務員に注目
京成杯AHをレコードで制したレオアクティブ。朝日杯FSで3着の成績があったが、「マイル戦はちょっと長い。1400mまでだね」と杉浦師が口癖のように話していただけに、前走の快走には驚きを隠せなかった。現在は27日のスワンS(京都・1400m)に向けて入念に調整をしている。その次は来月18日のマイルCS(京都・1600m)の予定で、今年の最大目標だ。
「あの高速馬場で脚に不安が出なかったのが不思議なぐらい。本当に慎重に脚のケアをしたんだ」と担当している長嶋五郎厩務員(64)は、愛馬の無事にホッとしていた。先代の二本柳俊厩舎から弟子の杉浦師と継続して働いており、過去にはテレグノシス(NHKマイルC)を担当。父親も先代のところでトレンタム(東京新聞杯)などを世話していた腕利き。兄も厩務員で、競馬一家育ちでもある。
来年、定年を迎えるだけに「大きい勲章を獲らせたい」と杉浦師は2歳牝馬のセキショウ(4戦1勝)も任せている。こちらは今年新設された11月3日のアルテミスS(東京・1600m)を目標にしている。未勝利を好タイム勝ちと素質は高く、面白い存在だ。
あと1年、長嶋さんに注目していきたい。
(美浦調教班・鶴谷義雄)
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