“２文字”ブーム？なかには要チェック馬も…

　Ｇ?シーズンが本格的に始まり、栗東トレセンも自然と活気を帯びてきた。それと同時に２歳馬も多く見られるようになり、評判馬や良血馬が続々と追い切りを行っている。

　そんな今季の２歳馬ではあるが、ふと気づいたことがある。ゼッケン表の馬名をパラパラと見ていると、キチ（牡・南井厩舎）、ソラ（牝・浅見厩舎）、フチ（牝・谷厩舎）、ミニ（牡・崎山厩舎）、モマ（牝・笹田厩舎）、ノイ（牝・千田厩舎）、ラカ（牝・松田博厩舎）、イキ（牡・矢作厩舎）…。やたらと「２文字」の馬名が多いのだ。現時点で８頭いるが、もしかしたら今後も増えるかもしれない。ちょっとしたブームを発見してしまったような気分だ。

　もちろん名前だけではなく、要チェックな馬も中に潜んでいる。ラカ（父キングカメハメハ×母ダンスパートナー・牝）の母は言わずと知れた名牝で、半兄は来週の天皇賞・秋へ出走予定のフェデラリスト。すでにゲート試験に合格しており、徐々に調教のピッチも上がってきている。デビューの日は近そうだ。

　そしてもう１頭、イキ（父アグネスタキオン×母サーガノヴェル・牡）は馬っぷりの良さが抜群。スプリント重賞２勝の母同様、かなりのスピードがありそうだ。

（栗東調教班・浜口和也）

2012年10月17日