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意義あるBCターフへの挑戦

 日本時間の4日、トレイルブレイザーがBCターフに出走した。記者も普段より少し早起きして観戦。4角では思わず声が出たが…。結果は4着。とはいえ、今後の海外遠征に新たな道筋を照らした意味で、価値ある善戦だったように思う。

 「日本の馬は凱旋門賞ではなく、BCターフにもっと挑戦すべき」―。これは世界中を駆け回るフリーライターから聞いた言葉だ。芝コースの質(開催場所にもよるが)、米国における芝中距離戦の層の薄さ、そして同じ週に数多くのレースが組まれていることから集団で遠征しやすいなど。「条件的には凱旋門賞よりもV確率が高い」という意見には、肯定すべき材料が多い。

 それを証明したのが今回のトレイルブレイザー。先着を許した馬は確かな実力があり、1着リトルマイクはアーリントンミリオン(米G?)の勝ち馬。2着ポイントオブエントリーは米G?を3連勝中だった。3着セントニコラスアビーは昨年の覇者。日本では“2番手グループ”に位置する馬が、これらと小差の4着である。トップ級が参戦すれば勝ち負け必至だろう。

 開催時期が11月上旬のため、ここを使うとジャパンCへの出走が厳しいというデメリットはある。ただ歴史を持つ米国のG?を制する意義は、日本競馬にとっても大きいはず。来年以降も遠征が続くことを期待したい。

(関東デイリー・豊島俊介)

2012年11月06日