ＪＢＣで大もうけのはずが…

　火曜日の朝、宅配されたデイリー本紙を見ながら、またもや「やっちまった」と、がく然とした。それは何かというと、月曜に川崎競馬場のナイターで行われたＪＢＣについてだ。
　
　先週は週末の出張の準備で思わぬ時間を要し、火曜日にパットの口座に入金する時間をなくしてしまった。そのため、日曜朝に出張中の福島競馬場の記者席で、石渡記者から携帯でのペイジー入金の仕方を教わり、月曜の昼間に銀行へ行く予定を立てていた。なぜなら、ＪＢＣクラシックでワンダーアキュートを頭で買いたかったから。日曜日版・馬三郎や、複数の日刊紙を見ると１番人気になることはなさそうだったし、もともと地力を高く評価している“ごひいきホース”。ここはぜひともと、狙いの少なかった、福島、東京をなるべくパスして狙いを立てていた。

　それが、どうだ。日曜に東京に戻ってやぼ用を済ませて、深夜遅くへとへとになって帰宅して熟睡。そして、翌朝起きると、何より興奮できる先週からシーズンが開幕したＮＢＡのゲームを観だしてしまった。その後は趣味のＮＢＡトトカルチョ（アメリカで行われているファンタージーゲーム）のチームを作っていたら、銀行に行くことを忘れてしまった。とにかく、このところ物忘れが激しい。しかも仕事にも支障をきたしているから、たちが悪い。しかし、今回の馬券を買い忘れの一件は、物忘れというよりバクチに対する意欲の問題。これが薄れてきたのは当方にとっては「本当の老い」が訪れつつあるということ。まだ絶対に迎え入れてはいけないものだけに、今から本気で対処していきたい。

（美浦厩舎班・工藤　修）

2012年11月08日