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ジャパンC1週前レポート
きょうは時計当番で栗東残り。コースで採時を担当したので、来週に迫ったジャパンCの1週前追い切りをレポートしてみたい。(蛇足だが、昔は日曜日の追い切りを1週前と呼んでいたが、日曜日以外で時計をマークしたり、日曜日に時計を出さない馬が増えたため、前週の追い切りを総称して1週前と呼ぶようになった)
朝一番に現れたのがルーラーシップ。CWの5Fで僚馬トライアンフマーチを2秒4、エアペイシェンスを1秒4追走して1Fで内から並ぶと、馬体を併せて並入。5F70秒4−12秒6(馬なり)をマークした。4角でも約1秒差がありながら、直線に向くと闘志に火がついたのか、一気に差を詰めてきた。気迫のこもった動きで、状態の良さがうかがえる。
次は3冠牝馬のジェンティルドンナ。CWで時計を出したのは昨年11月13日以来1年ぶりだ。時計は5F75秒3−12秒8(馬なり)と、しまい重点の内容。秋華賞当時と変わりなく馬体に張りがあるし、手前を変えてからの伸び脚もシャープだった。
ビートブラックはCWで4F61秒5−44秒9−14秒6(馬なり)。これだけを見ると軽めと感じるかもしれないが、1周キャンターをこなした後の2周目にマークしており、運動量は申し分ない。ひと叩きされて動き、気配ともに良化している。
DPで追われたのがメイショウカンパク。4F50秒4−35秒4−11秒6(馬なり)の好時計をマークした。スピード感のある走りで、フットワークも素軽さ満点。デビュー以来3年間で33戦した叩き上げの馬だが、ようやく本格化した印象だ。
外国馬を迎え撃つ日本馬はオルフェーヴルのほか、伏兵馬が多数存在しており、ジャパンCがますます楽しみになった。
(栗東調教班・竹原伸介)
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