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若手の台頭が競馬界を活性化させる

 12年度もさまざまなドラマが繰り広げられた中央競馬。牝馬3冠に輝いたジェンティルドンナのジャパンC制覇は衝撃を受けたし、海外に目を向けてもオルフェーヴルの凱旋門賞での惜敗、ロードカナロアの香港スプリントVの快挙と話題は尽きなかった。

 記者が注目したのは浜中俊騎手のJRAリーディングジョッキーだ。JRAのジョッキーは昭和56年の256名をピークに5日現在で123名と半分以下となっている。若手のみならず、騎手全体が厳しい時代において6年目でタイトル獲得。浜中騎手以外にも勢いのある若手が台頭してきたのはJRAも喜ばしいのではないかと思う。

 昨年デビューした新人騎手では菱田裕二騎手(20)=栗東・岡田=が新人最多タイとなる23勝を挙げ、中央競馬関西放送記者クラブ賞(関西所属新人賞)を手にした。目標としていた30勝には及ばなかったが、最終週は同期の中井裕二騎手が勝てば菱田が追いつき、また中井が勝てば菱田も食らいつくといったライバル心むき出しのデッドヒートを展開してともに23勝をマーク。2着の差でわずかに菱田が上回った。「奇跡でしたね」と菱田に笑顔がこぼれた。

 これだけの成績を収めたことに「北海道が大きなきっかけになった」と振り返る。「北海道の競馬は展開が厳しかった。中央場所に戻ってきて余裕を持って乗れるようになりました」としっかりレースを見つめられるようになったと話す。2年目のシーズンを迎えるにあたり、「77勝以上を挙げて、自力で減量騎手を取りたいですね。重賞にも乗っていないので早く騎乗をいただいて重賞を獲れるようになりたい」と高い目標を設定する。今年も若手の活躍に注目していきたい。

(関西デイリー・矢野幸一)

2013年01月08日