意外にもディープ３歳世代は重賞未勝利

　２０１３年の競馬がスタート。この時期はクラシックに向けての闘いが激烈になってくるが、ここ２年と比べると少し傾向が変わっている。ディープ産駒が２歳重賞を勝っていないのだ。

　まだまだあとが控えているのかもしれないが、確かに「これは！」と感じさせるような馬が出てきていないのは事実。重賞２着はあるものの、２勝以上挙げている馬は５頭しかいない。種牡馬３年目は一般的に繁殖牝馬の質が落ちる世代ではあるが、ディープは大きく質が落ちているとは思えず、少し意外な印象だ。

　今週の京成杯には札幌２歳Ｓ２着のラウンドワールド、ゴールドアリュールの異父弟リグヴェータなど３頭のディープ産駒が出走予定。いまやクラシックに欠かせない存在にまでなっているだけに、そろそろスター候補の誕生といきたいところだ。

（美浦厩舎班・木村拓人）

2013年01月09日