そろそろ改善の必要性あり

　２００７年より新調教コースとして美浦に導入されたニューポリトラック。当初はかなりの頭数が追い切り、ピーク時には時計を採取するのも手いっぱいになったほど、にぎやかだったが、今では約３分の１に激減した。

　当初は脚音が全く聞こえないほどクッションが利いていたが、最近ではドタドタと完全に響くようにもなってきた。天候に左右されない馬場とうたわれていたが、時季的なものか、見た目には凍っているようにも映る。

　関係者からは「下（馬場）が硬すぎてソエが出てしまう」という声も多く聞かれ、やはり地盤が硬くなっていることが、避けられる要因のようだ。脚元が命のサラブレッドにとって、これは死活問題。ほかのコースに移れば済むことではあるが、改善されなければ存在意義を問われかねない。

（美浦調教班　石堂道生）

2013年01月30日