新馬戦が大変なことに

　新馬戦の投票が大変なことになっている。１月１４日（月）は雪の影響で５Ｒ以降が中止となったが、その翌週あたりから新馬戦の出馬ラッシュが始まった。今の現状だと使いたいレースには投票馬がおよそ３０〜４０頭いて、そのまま投票すると出走できる確率は半分以下。レースによっては２０％ぐらいの鞍もある。

　その対策のひとつとして本来、使いたいレースより１〜２週早めの入る確率が低い番組に投票して除外され、優先権を取ったうえで当初予定していたレースに向かう。これでも１００％ではないが、出走できる確率は格段に上がる。

　こんな状況が何週も続いている。厩舎側も本意ではないが、普通に投票を続けていくと、実際にレースに使えるのは予定の２〜３週後になることも考えられる状況。これでは馬が本当にいい仕上げでレースに向かうことが難しくなると思われ、公正競馬とも言い難い。競馬会には何かいい対応策を求めたい。

（美浦厩舎班・塩手智彦）

2013年02月10日