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機能不全気味のポリトラック

 今さらかもしれないが、栗東にはA(障害)、B(ダート)、C(ウッドチップ)、芝、D(ポリトラック)、E(ダート、ゲート)、坂路(ウッドチップ)の7コースがある。これを厩舎の方針や、馬の体調、当日の馬場状態に合わせて追い切るコースを決めていくわけだが、ポリトラックコースができてからは、Cや坂路のウッドチップコースに追い切りが集中するようになりC担当としては結構迷惑している。

 ポリトラックは追い切り時計を見ても分かるが、やればやるだけ速い時計が出る馬場。走りやすいだけに馬にかかる負荷は少なく、負荷を重視する今の調教方針にはあまり適していないとも言える。

 先日あるネット系コラムで「今週のDPは150頭が追い切り盛況」みたいなことが書いてあったが、全天候型馬場を売りに始まったことを思えば、雨の日にCコースの半分しかない状況を盛況と言えるのだろうか?雨が降ればウッドチップは重たくなり時計がかかる。特に顕著に表れるのが坂路で15―15でもバタバタになる馬が出るほど悪化する。

 その時のためにある全天候型馬場「ポリトラック」のはずが、ほとんどがCに場所を変え追い切りを行い、ポリトラックは予定の半分も機能していない状況。本当にもったいない話だ。ひとつのコースに集中すると馬場の荒れ方もひどくなり、時間帯によって時計に差が出て数字が参考にならなくなってしまう。また、当然事故も多くなる。Dコースの活用方法を少し考える時が来たのかもしれない。

(栗東調教班・安藤浩貴)

2013年03月08日