酒の強さも超一流

　厩舎関係者には酒に強い人が多い（ほかの業界と比較したことはないが…）。先日は改めてそれを実感した。

　３月某日。関東に遠征した武豊らと一杯ひっかけた後、勢いそのままに都内で数人の騎手が待つラウンジに合流。次の日に関係者の結婚式が控えていたこともあり、関西騎手の顔も見られた。この時、既に夜中の１時。最後まで付き合う意欲を見せていた当方も、あえなく午前３時にダウン→帰宅で途中ＫＯとなった。どうやら宴会は朝５時まで行われたらしい。

　さて、皆さんは無事に結婚式へ行けたのだろうか。飲み会にも参加し、式の受付を担当した田中博は証言する。「飲み会の最後は豊さんもさすがに疲れていましたけどね。次の日は酒が残った様子もなく、バッチリと乾杯スピーチを決めていましたよ」。

　アルコールの分解は最初に肝臓で行われ、その後は筋肉が主体となる。体格のいいプロレスラーには“うわばみ”が多いと聞く。体が細くても体脂肪が１桁台のジョッキーは、普通のサラリーマンよりも筋肉量が豊富なのだろう。ちなみに翌日の記者は全く仕事にならず、トイレに数回駆け込む始末。その翌々日まで酒が残ったほどである。

　もうすぐ体の動かしやすい春が訪れる。ダイエット、筋トレをするにはもってこいの季節。関係者と互角に渡り合える体力を身に付け、予想に役立つネタを提供できるよう頑張りたい。

（関東デイリー・豊島俊介）

2013年03月12日