今年も訪れた、あの季節

　花粉がピークを迎えている。ＷＢＣ、サッカーのＷ杯最終予選、そしてドバイでワールドカップが開催されるというのに盛り上がってこない。飛散量は昨年の５倍と言われている。それを聞いただけで気が滅入ってしまう。全く気にならない人がいるが、ＷＩＮ５に当たった人と同じくらいにうらやましい。さらにＰＭ２・５や黄砂が飛来。マスクは手離せない。

　２年前の「あの日」も花粉の時季だったが、今年のように多くはなかったと思う。それとも揺れがあまりにも大き過ぎて記憶が薄れたのかも。震災後は競馬が６週間休止しているが、その間、何をしていたかという記憶も薄れている。

　今は通常通り、当たり前のように競馬は開催されている。花粉なんかに負けない。もう少しの辛抱である。

（美浦調教班・後藤孝男）

2013年03月16日