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短距離王に２つの不安点

　きょうは中京競馬場で高松宮記念が行われる。昨年の優勝馬カレンチャンは引退してしまったが、�◆銑ッ綰呂牢蕕鬚修蹐┐討�り、昨年のスプリンターズＳ�´��きγ綰呂盻仭�と、現在の短距離界の有力馬が一堂に会した印象だ。
　
　昨年は初日の１０００万特別１分１０秒４→高松宮記念１分１０秒３と、勝ちタイムが驚くほど遅かったが、今年は初日の１６００万特別が１分８秒８だけに８秒台前半が勝ちタイムになるだろう。これは昨年リニューアル直後で芝の根付きが悪かったためで、今年はスピード競馬が楽しめそうだ。

　今回ロードカナロアが断然の人気を集めているが、懸念材料が２つある。ひとつは昨年３着に敗れたコースの適性について。本格化する前のレースだし、初の左回りだったからという可能性もあるが、追い切りで右手前→左手前→右手前と変えているように、左手前では走りにくいのかもしれない。

　二つ目はスプリンターズＳ当時と比べると、馬体の張りが緩い点。ケイコ駆けするタイプだけに調教タイムは速いが、馬体から受ける迫力が物足りない。休み明けを叩かれて良化していることは確かだが、絶好調というわけではなさそうだ。

　付け入るスキはあるはずだし、ハクサンムーンの逃げに期待したい。

（栗東調教班・竹原伸介）

2013年03月24日