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新生“ミスター・ピンク”の大暴れに期待

 地方競馬史上初の“フリー”騎手として、ステッキ一本で全国の競馬場を駆け巡ってきた“ミスター・ピンク”こと、内田利雄騎手(51)が3日、まさしく桃の節句に8年間に渡る“さすらい生活”に終止符を打った。

 05年3月。所属していた宇都宮競馬が廃止。その後、期間限定騎乗騎手制度を利用し、岩手競馬をスタートに韓国・マカオまで遠征。現存する全ての地方競馬場で騎乗。“旅”の終わりは九州・佐賀競馬。18日からは南関東・浦和競馬所属として、新たなジョッキー生活をスタートさせた。

 「いままでは開催が2日とか3日単位だったでしょ。南関東は5日連続開催だから体がきついよね」と内田利。花粉症に悩む鼻声交じりでそう笑った。ピンクの勝負服にピンクの乗馬靴。地元・宇都宮のインディーズバンド「ひまわる」に“リチャード・ピンク”の名前でヴォーカルを担当。競馬場でのミニコンサートも行ってきた。とにかくファンを大事にするジョッキーの一人だ。

 21日の桜花賞(浦和)では56歳・的場文―57歳・石崎隆のワンツーフィニッシュ。「負けていられないね」と気合を入れる。24日からは大井競馬場で騎乗中。宇都宮時代はブライアンズロマン、ベラミロードなどとのコンビで活躍。地方競馬通算3368勝(ほかにJRA3勝=重賞1勝。23日現在)を挙げるトップジョッキー。「チャンスがあれば、また中央でも乗りたいね。とにかく馬に乗っているのが面白いし、マイペースでいくよ」。戸崎圭がJRA入りして抜けた南関東のリーディング争い。“新生”したピンクの勝負服が、大暴れすることを期待したい。

(関東デイリー・村上英明)

2013年03月26日